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起立性調節障害(OD)は、成長期の子供に多く起る病気の一つです!
朝起きられない、立ちくらみがするといった症状があるのに、受診しても異常が無い、このような子供は、起立性調節障害(OD)の可能性が高いです、
不登校を伴うこともあるが、怠けているのでなく病気、気の持ちようだけでは治らない・・と理解するのが治療の鍵といわれています。
早期の受診、早期治療を行うことが懸命な方法です!
食欲不振や頭痛などさまざまな症状が午前中に強く現れ、午後には回復し、夜は元気だが眠れないことが多い。
天候や季節により症状の程度が違うこともあります、また約半数に不登校が伴うとされている。
原因は、自律神経の働きやバランスが悪くなり、起きたり、立ったりした時に脳などの血流が低下、血圧が下がる為。遺伝的な体質やストレスが影響するといわれています。
このような症状だが、一般の診察や検査では異常は見つけにくい!
受診しても、気の性とか精神的な問題と言われることもある。また、学校嫌いの性だと思うかもしれないが、病気ですと説明されることもあるようです。
小学校高学年から増え中学校で急増することから、思春期の身体の変化が関係するとみられている。
起立性調節障害と診断される基準
1、立った時に一時的に下がる血圧の回復に25秒以上かかる。
2、立った時の心拍数が一分間に115以上か、立つ前より35以上増える。
3、起立中に突然血圧が下がり意識の低下、消失が起きる。
・・・等の場合です。他にも、心理面の影響も考えられます!
治療で優先するのは、本人や保護者がODの知識を得ること。
日常生活では、ゆっくり立ち上がり、血圧の低下を招く場所は避ける、散歩などの軽い運動も有効です。
軽症だと、数ヶ月以内に改善する。
生活に支障がある中等症の回復率は、1年後で約50%、2~3年後では70~80%。
不登校がある重症例では、1年後の復学率は30%で社会復帰には少なくても2~3年かかる。
学校の理解、連携も重要です、また保護者も病気を受け入れ,子供を信じて見守ることが重要です!